計算方法と根拠

外径の計算

国土交通省の細目告示は、タイヤの外径 D を「リム径の呼び d + 断面高さ H の 2 倍」と定めています。断面高さ H は、断面幅の呼び(205/55R16 の 205 mm)に偏平比(55%)を掛けた値です。リム径はインチ表記なので、1 インチ = 25.4 mm(計量単位令)で mm に直します。

計算例

205/55R16 は H = 205 × 0.55 = 112.75 mm、D = 16 × 25.4 + 2 × 112.75 = 631.9 mm です。225/45R17 は H = 101.25 mm、D = 17 × 25.4 + 2 × 101.25 = 634.3 mm で、外径の差は 2.4 mm(約 0.38%)です。

速度計との関係

速度計はタイヤの回転数から速度を表示します。外径が大きいタイヤに替えると、同じ回転数でも進む距離が長くなるので、実際の速度は表示より速くなります。実際の速度 = 表示 × 替えた外径 ÷ 元の外径 です。

使っている式

計算式
名前やっていること式
今のタイヤの断面高さ H断面幅に偏平比を掛けた、タイヤの断面の高さです。h1 = w1 * r1 * coef
替えたいタイヤの断面高さ H断面幅に偏平比を掛けた、タイヤの断面の高さです。h2 = w2 * r2 * coef
今のタイヤの外径 Dリム径(mm 換算)に断面高さの 2 倍を足した外径です。dia1 = d1 * inch + 2 * h1
替えたいタイヤの外径 Dリム径(mm 換算)に断面高さの 2 倍を足した外径です。dia2 = d2 * inch + 2 * h2
外径の差(替えたい − 今)(結果)プラスなら替えたタイヤの方が大きい外径です。dia2 - dia1
外径の差(今のタイヤに対する割合)(結果)外径の差を今のタイヤの外径で割った割合です。(dia2 - dia1) / dia1 * 100
今のタイヤの外径(結果)サイズ表記から計算した外径です。dia1
替えたいタイヤの外径(結果)サイズ表記から計算した外径です。dia2
実際の速度(速度計が上の表示のとき)(結果)速度計はタイヤの回転数から速度を出すため、外径が大きくなると実際の速度は表示より速くなります。meter * dia2 / dia1

式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。

設定値(定数)と出典

設定値と出典
項目値出典時点見直しの周期
1 インチの長さ25.4mm計量単位令(e-Gov 法令)別表第七 インチ=ヤードの36分の1・ヤード=メートルの0.9144倍2026年10月27日計量単位令の改正があったときに確認(次回見直し 2027年4月1日)
断面高さ=断面幅×偏平比×この係数(偏平比は%表記)0.01国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 別添3 乗用車用空気入タイヤの技術基準2026年10月27日告示の改正があったときに確認(次回見直し 2027年4月1日)

入力できる範囲

入力項目
項目範囲初期値
今のタイヤ:断面幅(205/55R16 の 205)125〜355mm205mm
今のタイヤ:偏平比(205/55R16 の 55)25〜90%55%
今のタイヤ:リム径(205/55R16 の 16)10〜24インチ16インチ
替えたいタイヤ:断面幅125〜355mm225mm
替えたいタイヤ:偏平比25〜90%45%
替えたいタイヤ:リム径10〜24インチ17インチ
速度計の表示10〜200km/h100km/h

結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。

ご利用にあたって

  • サイズ表記から計算した外径です。実際のタイヤは銘柄・空気圧・摩耗・装着するリムの幅によって、計算値と数 mm 異なることがあります。
  • 車検に通るか、装着できるか(フェンダーとの干渉・荷重指数・速度記号など)の判定はしていません。装着の可否は、タイヤ販売店や整備工場、車の取扱説明書で確認してください。
  • 計算できるのは乗用車用の表記(断面幅・偏平比・リム径インチ)です。LT 規格や、31×10.5R15 のような外径表記のタイヤには対応していません。